掲載日 : [2016-12-21] 照会数 : 5568
北海道と福岡の学校など「高円宮賞」授与…高円宮記念日韓交流基金
[ 高円宮妃(右)が4人に賞を授与=韓国文化院 ]
高円宮記念日韓交流基金(柳井俊二理事長)は7日、東京・新宿の韓国文化院で教育、文化、スポーツの各分野で息長く地道な韓日草の根交流を続けている個人と団体に「高円宮賞」を授与した。
受賞した北海道立正学園旭川実業高等学校(相馬真吾校長、旭川市)は84年、道内で初めて韓国への修学旅行を実施。すでに約1万5000人の生徒が訪韓した。ソウルの慶福女子商業高校とは81年に姉妹校提携しており、バレーボールを通じた青少年交流は今日まで36年間続く。96年からは慶福女子商業の生徒たちも修学旅行で旭川を訪れている。
同じく福岡県太宰府市立太宰府西小学校(古賀淳子校長)は、忠清南道扶余郡百済初等学校との長期にわたる学校間交流が評価された。両校の児童に教師・PTAも加わり1年おきに相互訪問し、ホームステイで異文化体験を重ねている。89年から始まり今年で27年目。小学校1年生から韓国語の授業を行うなど国際理解教育にも熱心。朝の全校放送は「アンニョンハセヨ」で始まる。
個人では毎月、自費で訪韓し、韓国の青少年に三味線を教えている今藤珠美さんと、日本の学校との姉妹校交流を進めている学校法人江西学園の朴昌玉理事長(韓国安山市)が選ばれた。
(2016.12.21 民団新聞)