掲載日 : [2021-01-16] 照会数 : 7914
TVドラマの感激もう1度…「愛の不時着」展始まる
[ パネル写真と衣装を展示した2階(jing) ]
写真、映像、小道具など450点
昨年の流行語大賞でトップ10入りを果たした韓国ドラマ「愛の不時着」の世界観を楽しめる展示会(同実行委員会主催)が8日から東京会場を皮切りに始まった。
ドラマは韓国の財閥令嬢ユン・セリ(ソン・イェジン)と北韓の軍人リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)が真実の愛に不時着するというラブストーリー。2人の愛の軌跡を全6章構成でたどる。
「不時着」と題した最初のコーナーでは、実際に撮影で使われたパラグライダーを本物の木にからませ「運命の出会い」を再現した。各コーナーで未公開カット250点を含む450点超えの写真パネルや字幕付きメイキング映像、実際に使われた衣装や小道具などを展示している。
リ・ジョンヒョクがユン・セリをかくまう自宅のリビングセットのカーペット、テーブル、カーテン、棚のいずれも実際の撮影でも使われたものという。テーブルの上にはリ・ジョンヒョクがユン・セリに振る舞った温麺とカクテギのレプリカが置かれている。床に並ぶテドンガン(大同江)ビールの空き缶は、リ・ジョンヒョクの朝帰りに怒ったユン・セリがつくった〝38度線〟だ。
このほかにもユン・セリとリ・ジョンヒョクそれぞれの人生をパネル写真で振り返る「交錯」、「北と南」では床に国境を再現し、2人の運命を暗示した。「再会」ではリ・ジョンヒョクがスイスの湖畔で弾いたピアノの実物を展示している。
ドラマは韓国での放送後、2020年からNetflixで世界同時配信され、各国で反響を呼んだ。日本ではステイホームを強いられた視聴者に受け入れられ、Netflixでデイリーランキングトップ10入りを果たすなど「第4次韓流ブーム」の引き金となった。
原宿の商業施設ジング(jing)で2月27日まで。入場は1時間ごとの時間指定。税込み1800円。この後、大阪、福岡、名古屋でも開催される。詳細は公式ホームページ参照。
(2021.01.15 民団新聞)