掲載日 : [2021-01-26] 照会数 : 8696
4月開園予定「中崎はな保育園」竣工へ…民団大阪 保有地で福祉事業
[ 大阪韓国人会館の隣接地に建つ完成間近の「中崎はな保育園」 ]
【大阪】社会福祉法人ハナ集いの家「中崎はな保育園」が3月15日、大阪市北区の大阪韓国人会館の隣接地で竣工する運びとなった。北区は中央区と並んで待機児童が多く、地域にとっても朗報といえそうだ。開園は4月1日を予定している。
鉄骨3階建て(屋上に園庭)。募集定員は0歳から3歳まで58人。現在、38人が内定している。保護者からは「とてもうれしい」「ここ(北区)に保育園ができたことはありがたい」といった声が届いている。
特色はさまざまな年齢の子どもたちが一緒に生活する「異年齢保育」。「一人ひとりに違いがあり、違っていいことを体験し、自主的に教えあい学びあう場を自分たちでつくることができ、遊びが発展する」という。
同保育園の開園は昨年12月7日、民団大阪本部の第66回臨時地方委員会で承認を受けた。理事長を務める呉龍浩民団大阪本部団長は「保有地で福祉事業を行うという日本行政、そして本国との約束を守ることができた。多文化共生社会の実現に貢献でき、民団も同じ住民であることのアピールにもつながるのでは」と期待を寄せた。
2次募集は北区役所で2月12日まで受け付けている。
問い合わせは社会福祉法人ハナ集いの家「中崎はな保育園」(06・6371・1387)。
(2021.01.27 民団新聞)