【岡山】1950年の韓国戦争当時、岡山から参戦した在日同胞学徒義勇軍を顕彰する銘板が、岡山韓国会館1階ロビーにお目見えした。民団岡山本部(宋燦錫団長)が、国交50周年と光復70周年を記念して設置した。
銘板には日本全国から642人が参戦し、52人が戦死、83人の行方不明者を出した経緯を刻んだ。その下には岡山から参戦した17人の愛国・愛族精神を讃え、全員の名前を記した。このうち、現在も生存しているのは李利道さん(86、釜山市)ただ一人。
6月25日の除幕式には、民団中央本部の許槿一副団長と駐神戸総領事館の李成権総領事が参席。李さんの姪にあたる李玉姫さん(岡山市)も代理出席した。李さんは、「私にとって深く重みのある歴史であり、とても誇らしい」と語った。
宋団長は、「韓国戦争に参戦した在日同胞の愛国心を忘れず、後世に伝えていくのはわれわれの義務」と述べた。
(2015.7.15 民団新聞)