MERS終息訪ねてみませんか
文化体育観光部が選定する「韓国のお祭り」(今年度は44カ所)以外にも、地元や観光客に好評のご当地伝統祭りは多い。上半期には、5月中旬に発生した中東呼吸器症候群(MERS)によって涙をのんだ祭りも少なくないはず。政府の終息宣言下を受け、各地域は活況を取り戻し、外国人観光客の足も戻り始めた。夏休みや秋の行楽シーズンを利用して、訪れてみたい韓国・故郷の祭りをピックアップした。
◆忠州世界武術祭り(忠清北道忠州市)
韓国の伝統武術をはじめ、世界各国の武術を見ることができる祭り。日本、中国、ニュージーランド、フランスなどの武術家たちによるデモンストレーションも披露する。このほか武術体験、文化公演、健康体験なども楽しめる。
8月22日〜9月30日
◆茂朱ホタル祭り(全羅北道茂朱郡一帯)
「ホタル生態探査」やホタルの国館、伝統工芸などの参加型イベントをはじめ、全国環境芸術大展、環境シンポジウムなどの学術行事なども行われる。
8月29日〜9月6日
◆洪城歴史人物祭り(忠清南道洪城郡)
洪城にゆかりのある歴史上の人物を題材にした祭り。偉人を主題にした公演などが開かれ当地の名物なども用意される。
9月11日〜13日
◆晋州南江流灯祭り(慶尚南道晋州市)
陽が沈むと南江沿いには、市民たちの願いを込めた灯籠と学生たちが作った灯籠を見に長い列ができる。希望の灯籠作り、伝統ノリ(遊び)なども体験できる。
10月1日〜10日
◆西帰浦七十里祭り(済州特別自治道西帰浦市)
済州の歴史や伝説を盛り込んだ公演や周辺の自然環境をテーマにしたイベントプログラム、海洋レジャースポーツ体験などもできる。
10月2日〜4日
◆錦山高麗人参祭り(忠清南道錦山郡)
韓国最大の高麗人参の栽培地。錦山人参館をはじめ、企画展示や民間健康療法などの健康体験コーナーが用意されている。さらに錦山伝統民俗公演や歌、ダンスコンテスト、高麗人参料理コンテスト、観光客のためののど自慢などのイベントが満載。
10月2日〜11日
◆漢城百済文化祭(ソウル特別市松坡区)
当地は風納土城や夢村土城、石村洞など漢城百済時代を代表する歴史遺跡が存在する。特色あるプログラムとソウルを代表する歴史文化祭りとして定評がある。
10月8日〜11日
◆旌善邑アリラン祭り(江原道旌善郡)
旌善地域はもとより全国各地に伝わるアリラン公演をはじめ、各種イベント及び体験イベントが行われる。
10月9日〜12日
◆淳昌醤類祭り(全羅北道淳昌郡)
イベントはコチュジャン民俗村で開催。人気芸能人の公演や打楽器パフォーマンス、マダンノリ、伝統コチュジャン作り体験などのイベント、コチュジャンの漬物や淳昌の特産品の展示会や写真展示会などの付帯イベントも行われる。
10月29日〜11月1日
◆驪州五穀ナル祭り(京畿道驪州市)
米をはじめ、さつまいもやピーナッツ、果物など驪州ならではの農業特産物が一堂に会する。焼きいも体験、五穀酒体験、子ども荷物背負いなどのイベントも。
10月30日〜11月1日
(詳細は韓国観光公社公式サイト)
(2015.7.29 民団新聞)