掲載日 : [2021-06-27] 照会数 : 4828
両班が暮らした「槐市村」国家民俗文化財に指定
[ 民俗文化財に指定された伝統家屋 ]
両班たちが暮らした村である慶尚北道盈徳の槐市村が21日、国家民俗文化財に指定された。
槐市村は、高麗末期の文臣、学者の牧隠・李穡(1328~96年)の生誕地で、朝鮮王朝第16代王、仁祖が在位した1630年頃に英陽南氏が定着し、南氏の集落が形成された。
槐市村には伝統家屋約40棟が残っており、昔の村の景観が保存されている。家は母屋と附属の建物がつながったロの字型の住宅。全国の中庭付きの家の約7割が慶尚北道北部に集まっている。
文化財庁によると、槐市村の中庭付きの家は、17世紀に英陽南氏によって導入され、婚姻と分家、学閥などを通じて広まったという。
(202106.25 民団新聞)