掲載日 : [2021-07-07] 照会数 : 4799
最古の金属ハングル活字公開
[ 公開されたハングル金属活字の一部 ]
韓国文化庁 昨年ソウルで発掘
韓国文化財庁は先月29日、ソウル鍾路区の国立古宮博物館で記者懇談会を開き、同区仁寺洞付近で昨年発掘した漢字金属活字約1千点、ハングル金属活字約600点を公開した。漢字活字の一部は、朝鮮王朝第4代王、世宗時代の1434年に作られた「甲寅字」と推定される。
朝鮮王朝時代前期の金属活字が1カ所から大量に出土したのは初めて。
壬辰倭乱(文禄・慶長の役)以前に作られた朝鮮王朝時代の金属活字のうち、現存するのは国立中央博物館が所蔵するハングル活字約30点のみとされてきた。
最古のハングル金属活字は1455~61年頃に作られたものと推定される。白斗鉉慶北大教授は「今回出土したハングル活字は確実に最古のものといえる」と強調した。
(2021.07.07 民団新聞)