掲載日 : [2020-05-27] 照会数 : 4818
韓国国会議長に朴炳錫氏が確定
[ 朴炳錫議員 ]
5月30日からの新たな韓国国会の前半の議長(任期2年)に、与党「共に民主党」の朴炳錫議員が確定した。議長候補を巡っては、同党最多の6選を果たした朴氏と5選の金振杓議員の一騎打ちとみられていたが、金氏が党内の意見を受け入れて立候補しなかった。このため25日、同党が国会議長団選出で朴氏を議長候補として推薦した。30日の国会本会議で正式に選出される。
2000年の第16代国会議員選挙で初当選以来、第21代まで連続6期の最多当選記録を持つ朴議員は、1952年大田市生まれで大田高校、成均館大学を卒業。
中央日報の記者出身で、香港特派員や経済部長を経て、金大中政権発足直後の1998年に国民会議の首席副報道官として政界入りした。
99年には、高建ソウル市長の下で副市長を務め、12年の第19代国会では、前半の2年間、姜昌熙国会議長時に副議長を務めた。また、対話と協議を重んじ、外交分野での高い能力が評価され、文在寅政権初期には中国特使を務めたほか、政府代表団として中国の習近平国家主席と面談し、米国の高高度迎撃ミサイル、THAAD問題の解決に取り組んだ。
また、2017年文大統領就任直後、米国、中国、日本、ロシアの主要4カ国とのいわゆる「4強外交」が本格的に始動する際に、中国特使として外交チャンネルの構築に取り組んだ。
(2020.05.27 民団新聞)