掲載日 : [2020-07-29] 照会数 : 12154
自宅で触れる韓国文化 文化体育観光部がネットで紹介
[ 高句麗古墳壁画 ] [ 百済「公州 公山城」 ]
韓国文化体育観光部は、韓国文化院(東京・新宿区)のホームページで、「教育・体験」「文化芸術」など多彩な韓国の文化コンテンツを紹介している。新型コロナウイルスの影響で、外出を控える人たちが少なくない今、自宅で韓国の文化、芸術をはじめ、歴史などに触れてはいかがだろうか。全てのコンテンツは韓国語になる。特徴的ものを抜粋して紹介する。(写真提供=韓国文化体育観光部)
教育・体験コンテンツ
「文化遺産チャンネル」
文化遺産に関する情報を映像や写真などで紹介している。
ユネスコ世界遺産の南漢山城(京畿道)、晋州城(慶州南道)などの建造物をはじめ、国家無形文化財第95号済州民謡伝授教育調教(助教)、カン・ムンヒさんが歌う済州民謡、33歳で国家指定重要無形文化財第58号綱渡り名人になったキム・テギュンさん(45)と、彼を支えてきた父親との秘話も紹介。このほか、韓紙の匠など人物にも焦点を当てている。
文化遺産コラムも読みごたえがある。
「韓国文化100」
韓国の民族文化を象徴する100選を学ぶコンテンツ。
仏像、韓服、高句麗壁画、餅など100のテーマについて詳しく解説している。プルコギについては作り方も紹介。韓国人と切り離せない文化を一挙紹介している。
「文化職業30」
動画を通して体験する文化に携わる職業を取り上げている。
写真家、カリグラファー、運動選手、漫画家、映画監督、祭りプランナーなどが登場。日本ではあまり知られていない韓屋建築家についても知ることができる。
図書コンテンツ
「デジタルコレクション」
価値のある知識文化資料をデジタル資料で提供している。
大韓民国臨時政府、韓国の偉大な人物、雑誌創刊号、朝鮮時代の医書、東医宝鑑、1945年以前の韓国関連資料など貴重な資料を紹介している。
貴重本、歴史、文学、音楽、古文献など、カテゴリー別に分類されている。
オンライン公演
国立現代舞踊団、国立バレー団、国立オペラ団、ソウル芸術団などの公演の様子を紹介。短い演劇の朗読会やクラシックコンサートYouTube生演奏なども楽しめる。
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これらのコンテンツ以外に、美術館や博物館を観覧できる「文化ポータルコンテンツ」、「実感型コンテンツ」では、伝統芸能公演の感動を味わえる「360度VR映像」や仮想空間を通して楽しめる「オンライン展示館」、テコンド‐博物館の全てを見せる「国立テコンドー博物館サイバー仮想ツアー」などがある。
(2020.07.29 民団新聞)