掲載日 : [2020-07-29] 照会数 : 8480
韓流観光客 支出は11万円
若年層多く未来に期待
観光公社調査
韓国観光公社が16日公表した「韓流観光市場調査研究報告書」によると、韓流の影響で韓国を訪れた観光客1人あたりの支出額は1007㌦(約11万円)と推算された。
内訳は一般ショッピング費が302㌦で最も多く、次いで宿泊費184㌦、飲食費155㌦、韓流関連のショッピング費138㌦と続く。
韓流観光客の規模は、昨年の外国人訪韓客の7・4%に当たる111万6422人と推定。K‐POPや韓流スターのほか、グルメやテンプルステイなど「広義の韓流」まで含めると、その規模は外国人観光客数の55・3%に当たる855万3234人に上る。
韓流観光客の韓国での支出額は11憶2413万㌦と推定され、これによる生産波及効果は20憶5506万㌦、雇用波及効果は1万3518人と推算された。
同社が昨年8、9月に韓流ファン1万2663人を対象に行ったオンライン調査の結果、好きなK‐POPスターはBTS(防弾少年団、全体の36・1%)が1位だった。また、回答者の86・8%がK‐POPが好きなことが韓国への旅行を決めるのに影響を及ぼしたと答えた。
韓国でのK‐POP関連活動としては「K‐POPスターのグッズ購入」をはじめ、「地下鉄などに出されたK‐POPスターの広告の現場訪問」「所属事務所の公式グッズ販売店を訪問」「ミュージックビデオの撮影場所などを訪問」「K‐POPスターが運営するカフェを訪問」などの経験をしたと答えた。
報告書は「現在の韓流ファンの主な年齢層である10~20代が経済力を持つまで韓流を好きであり続ける場合、観光産業の側面から得られる未来価値と波及効果を考える必要がある」と提言している。
(2020.07.29 民団新聞)