掲載日 : [2021-08-03] 照会数 : 7739
京都国際 春夏連続甲子園…夏の高校野球、逆転で決勝戦制し
[ 春夏連続の甲子園出場を決め、歓喜の京都国際ナイン ]
第103回全国高校野球選手権京都大会の決勝戦「京都外大西‐京都国際」が28日午後1時、わかさスタジアム京都で行われ、京都国際高校(李隆男理事長、朴慶洙校長)が勝利し、春夏連続の甲子園出場を決めた。
京都国際は1回裏に押し出しの四球で先制点を取ったが、2回表に4失点し逆転された。
しかし、その裏と3回に1点ずつ得点を重ね、4回、4番中川が2点本塁打を放って逆転。5回にも武田のソロ本塁打で加点した。
6回以降は両校ともに得点の好機を生かせず6‐4のまま最終回。京都外大西が1死2、3塁と反撃を見せたが、左のエース、森下が冷静な投球でピンチを抑え逃げ切った。
小牧憲継監督(37)は「2年生投手をよく導いてくれて頼もしかった」と攻守で活躍した4番中川勇斗捕手をたたえながら、センバツ大会以上の成績へ意気込みを見せた。
京都で同一校が春夏続けて甲子園に出場するのは、2014年の龍谷大平安以来7年ぶり。
夏の甲子園は9日に開幕する。出場校は49校(北海道は北と南、東京は東と西の2校)。家族や学校関係者のみ入場可能な「無観客試合」で開催する。1・3塁側の内野席に各2000人をめどに学校関係者を入れる計画。
春のセンバツ大会と変わったのは、ブラスバンドが可能になった。ブラスバンドは、1・3塁側のアルプス席を使用。各校50人以内の人数制限を設け、十分な距離を取る。派遣が難しい代表校は、事前録音した演奏曲を流すことを検討している。
開会式は、入場行進を実施。あらかじめセンターあたりに整列し、1校ずつ紹介しながら前進する方式。
選手、監督ら代表校の関係者は大会前、初戦勝利後、準々決勝勝利後の最大3回のPCR検査を実施する。
(2021.08.04 民団新聞)