掲載日 : [2022-09-13] 照会数 : 3906
婦人会大阪卓球部10周年…韓日親善大会に27チームが熱戦
[ 大阪韓国人会館を会場に対戦する各チーム ]
【大阪】婦人会大阪本部(朴米子会長)が卓球部を創部してから今年で10周年。これを記念する「韓日親善卓球大会」が11日、大阪市北区の大阪韓国人会館で開かれた。大会は今年で4回目。卓球部は賓春花同本部常任顧問が会長当時、スポーツを通じた次世代の人材育成、地域との交流や親睦を深めようと2011年11月からスタートさせた。
節目となった大会にはかつて在日韓国人社会を代表して国体に参加したチームや全国大会などで活躍している日本の小・中学生チームなど3チームを特別招待した。また、バレーボールに代わって卓球の大会を定期開催している婦人会愛知本部からも参加、昨年を上回る27チーム123人が熱戦を繰り広げた。
朴会長は「卓球は老若男女、年齢を問わず広く大衆に親しまれているスポーツ。コロナを吹き飛ばす勢いで、日ごろの練習の成果を発揮してください」と激励した。
婦人会中央本部の劉代永会長は「韓日親善の草の根的交流につながる大会だ。コロナ禍ながらも開催できたことは婦人会大阪の力はここにありとみせつけられた」と称えた。
民団大阪本部の李元徹団長も「10周年記念ということで韓日親善、地域との共生という意味を込めて日本の人たちも参加したことを嬉しく思う。スポーツを通じて支部の活性化、民団を次世代にひきついでもらう足掛かりにつながることを願っている」と期待を寄せた。
一般参加者の試合は8グロック各3チームに分かれて予選を行った。各ブロックの1位によるトーナメント決勝戦は「婦人会Aichi」が「みんだんヨルベ会(堺)=2」と対戦し優勝。招待3チームによるアスリートグループでは日本の小・中学生チーム「月待卓球場」が1位に輝いた。
婦人会愛知本部の裵福蘭会長は「3年後には愛知の卓球大会も10周年になるので、その時は是非、大阪も参加してほしい」と話していた。
同大会の運営委員長を担った賓常任顧問によれば、婦人会愛知が長年続けてきたママさんバレーボール大会を見学して、そのハツラツとした姿に感動したのがきっかけで、大阪でも何かできることをと考え、卓球を開催したのが始まりだという。「コロナ禍で開催を心配したが、皆さんの協力のもと無事に実施できたことに感無量の思い」と目を潤ませていた。