2018平昌冬季五輪まで1年となった。開催地の江原道では「あなたが平昌です」をスローガンに準備状況を点検するとともに、1年前を記念した多彩なイベントを用意している。平昌冬季五輪の開会式は来年2月9日、午後8時、平昌の「オリンピックプラザ」で行われる。現在、95カ国・地域が参加する予定で過去最大規模となる。五輪に向け新設していた競技場のいくつかはすでに竣工し、鉄道や高速道路、進入路などの交通インフラ整備も順調に進み今年中にすべて終わる。昨年11月から始まったテストイベントは4月までに20競技が開催される。
相次ぎプレ大会
2018平昌冬季五輪を1年後に控え、大会の最終リハーサルでもあるテストイベントが昨年11月から江原道各地で相次いで開かれている。
11月25、26日に国際スキー連盟(FIS)の「2017スノーボードビッグエアW杯」を皮切りに、12月16〜18日には国際氷上競技連盟(ISU)の「2016〜2017ショートトラック・スピードスケートW杯」に続き、今年1月から4月にかけて15競技のテストイベントが行われる。また、パラリンピックのテストイベントも3〜4月に5競技が開催される。
今年に入ってから、1月16〜17の両日、龍平アルペン競技場でFISの「2017極東カップアルペンスキー」、2月5日までの3日間、平昌アルペンシア・クロスカントリーセンターで「2017クロスカントリーW杯」、4〜5日にも平昌アルペンシア・クロスカントリーセンターと平昌スキージャンプセンターで「2017ノルディック複合W杯」が開催され、本番に向けた運営の点検などを行った。
五輪開幕1年前を記念して開かれるのが9日から始まる「スピードスケート種目別世界選手権」(江陵スピードスケート競技場)だ。
2月はさらに「フリースタイルスキーW杯」「スキージャンプW杯」など6大会が行われ、引き続き3月は2競技を開催し、4月の「アイスホッケーU18世界選手権」「アイスホッケー女子世界選手権」で締めくくる。これらのテストイベントは運営の最終点検をするだけでなく選手たちにとっても競技場に慣れるための大切な大会となっている。
最初のテストイベントとなったスノーボード・ビッグエアW杯は、昨年12月26日までの4日間、平昌アルペンシア・スキージャンプセンターで開かれた。米国とカナダ、韓国、日本など23カ国151人の選手団が参加したが、コースと大会運営で無難な評価を受けた。
一方、12月16日から3日間、新設された江陵アイスアリーナのこけら落としとして「ショートトラックW杯第4戦」が開かれた。31カ国308人の選手団たちから最高のリンクと賞賛を浴びた。
交通網の整備着々 江原道の主要交通インフラの構築が急ピッチで進められている。
京畿道広州市と江原道原州市をつなぐ総延長56・95㎞の第2嶺東高速道路が5年の工期をかけて昨年11月に開通した。首都圏と江原道を最短距離で結ぶ高速道路の開通で、ソウルから原州への移動が60分に短縮された。また、仁川空港から平昌五輪の現場までは2時間43分で到着する。
6月には東西高速道路の東洪川〜襄陽区間も全区間が開通する。
鉄道網も順調だ。平昌五輪の基幹交通である原州〜江陵鉄道は6月までに路盤、軌道、システム工事を完了し、試験運転を経て12月には運行を開始する。工事が完了したら、ソウル清涼里〜平昌珍富区間は58分、仁川空港〜平昌・珍富区間は98分で移動できる。
入場券前売り開始
9日から オンライン限定 入場券の第1次前売りが9日から平昌冬季五輪のホームページで始まる。予約方法はオンラインのみで4月23日まで受け付ける。5月8日に抽選結果が発表され、指定期間内にVISAカードか口座振替で決済する。
1人あたり購入可能枚数は50枚(人気種目は1種目4枚まで、それ以外の種目は8枚まで)。
人気種目に指定されたのは開会式、閉会式のほか、ショートトラック、フィギュアスケート、スピードスケート、スキージャンプ決勝、カーリング決勝、男子アイスホッケーの準決勝以上、女子アイスホッケー決勝で入場券は15万ウォンから。開会式は22万ウォン〜150万ウォンでその他の種目は2万ウォンから。
平昌の総合運営センターが稼働 平昌五輪・パラリンピックのメーンオフィスに設置した「総合運営センター」が1月17日に完成し24日から本格的に稼働している。
同センターには現在、36台のモニターを設置しているが、五輪期間中は72台に倍増して競技場の隅々までモニタリングし、事件や事故に迅速に対処する。
組織委員会では、「歴代のオリンピックで統合管制システムを構築したのは、平昌大会が初めてでIOCからも高い評価を受けた」としている。 lesbian
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競技力向上支援団が発足
金8個 目標
平昌冬季五輪に向け、韓国文化体育観光部や大韓体育会(韓国オリンピック委員会)、ウインタースポーツ団体、地元自治体、大会組織委員会などが参加する「競技力向上支援団」が1日、発足した。
韓国は、平昌冬季五輪で金メダル8個、銀メダル4個、銅メダル8個獲得という過去最高の総合4位を目標に掲げた。世界トップクラスの選手を抱えるスケート競技で金メダル7個を獲得したい考えだ。
支援団はタスクフォース(特別チーム)を設けて準備状況を随時点検し、政府とスポーツ界の支援を引き出す。また、予算支援を昨年の274億ウォンから今年は337億ウォンに増額し、海外遠征や外国人コーチの招請も後押しする。
支援団は、点検会議を毎月開き選手団の要求事項を聞き取るほか有望選手への支援強化策などを検討する。
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12競技場 順調に仕上がる 平昌冬季五輪の競技場建設はほとんどが完成段階に入り、順調に工事が進められている。江原道では、現在12の競技場を準備している。
このうち旌善アルペイン競技場と平昌アルペンシア・スライディングセンター、江陵スピードスケート競技場、江陵アイスアリーナ、江陵ホッケー競技場、関東ホッケーセンターの6会場を新設している。
また、普光スノー競技場、龍平アルペン競技場、江陵カーリング競技場、平昌アルペンシア・スキージャンプセンター、平昌アルペンシア・バイアスロンセンター、平昌アルペンシア・クロスカントリーセンターの6会場については、既存の施設を補完・改装して使用する。
現在、5つのスケート競技場はほぼ完成段階に入り、7つのスキー競技場も平均工程率が87%に達し仕上がり段階に入った。
これらの競技場は10月までにすべての工事を完了する。
(2017.2.8 民団新聞)