韓日国交50周年
モデルは昌徳宮
【大阪】大阪の花博記念公園鶴見緑地(大阪市鶴見区)にある韓国庭園がリニューアルされた。90年に大阪国際花と緑の博覧会が開催されてからすでに25年。施設の老朽化や腐食による崩壊など、観覧者の安全性を考え、補修工事となった。
庭園のモデルは韓国の昌徳宮。誰もが自由に散歩でき、その静かなたたずまいが人気を集めていた。補修されたのは清渓亭(六角亭)、韓国亭(四角亭)、裏門、正門など。丹青(彩色)も新しく塗り直された。
補修費用1億1500万ウォンは新韓グループ創業者の一人、李熙健名誉会長の遺志で設立された韓国の李熙健韓日交流財団(朴魯洙理事長)が全額負担。韓国のジョンジン総合造園と契約を結び昨年12月に完成した。
12日の竣工式には李賢主駐大阪総領事はじめ朴理事長、李熙健氏の長男・勝載氏ら16人が参加した。朴理事長は、「今年は韓日国交正常化50周年。韓国を象徴する建物として両国の友好関係に役立つことを願っている」と語った。大阪市からは朴理事長に感謝状が贈られた。また、庭園内に設置されている記録板の除幕式もあわせて行われた。
(2015.2.25 民団新聞)