1950年の韓国戦争勃発時に自らの命を捧げて日本から参戦した在日学徒義勇軍の生存者10人に対し、大韓民国国家報勲処(朴勝椿処長)は、6・25参戦有功者「護国英雄記章」を贈った。海外での授与はこれが初。式典は7日、駐日韓国大使館で行われた。
この日、授与式に出席したのは李奉男会長、柳再萬副会長、朴鳳副会長、趙仁石理事の4人。なお、故崔海夢氏と故郭道容氏の遺族には慰労の言葉を添えて記念品を手渡した。
朴処長は、「歴史的に見ても、海外在住の同胞が祖国防衛に義勇軍として参加するのは世界で初めてのこと。イスラエルの海外居住義勇軍より17年も早く、世界に例のないことであった」と称えた。また、柳興洙駐日大使も、「義勇軍として国を救おうとした先烈たちがいなければ、現在の祖国はなかった。その愛国精神を受け継ぎ、国の発展に尽力したい」と述べた。
遺族の南菊香さんは、「亡くなった夫も喜んでいるはず」と涙ながらに語った。
(2015.2.25 民団新聞)