朴槿恵大統領は1日、青瓦台で経団連の榊原会長と会談した。朴大統領が青瓦台で日本の経済人たちと会ったのは就任以来初めて。会談には榊原氏ら日本財界の18人と別所浩郎駐韓日本大使、全経連の許昌秀会長らが参席した。
朴大統領は全経連と経団連の定期会合再開を歓迎し、「両国企業人の皆さんが外部環境の変化に揺るがずに協力を強化して、両国発展の堅固な支えとなるよう望む」と期待を表明。「来年は韓日国交正常化50周年を迎える、意義深い年だ。両国が過去の傷を癒やし、新たな未来へと一緒に向かう元年になるよう、経済人たちの格別な関心と努力をお願いしたい」と述べた。
榊原会長は「外交政治関係の安定的な基盤があってこそ民間交流も進む。日韓首脳会談が実現することを希望する」と述べた。これに対し朴大統領は慰安婦問題など歴史認識問題に言及、「首脳会談を行った後に韓日関係が後退した過去を繰り返さないため、十分な準備を行う必要がある」と指摘。同時に「日本側から誠意ある姿勢を期待するが、韓国側としてもその環境整備に努力したい」と表明した。
(2014.12.10 民団新聞)