【大阪】桃山学院大学(前田徹生学長、大阪府和泉市)と韓国の啓明大学校(大邱市、申一碑総長)との「国際学術セミナー」が11月11〜12の両日、桃山学院大学聖ペテロ館第4ホールで開催された。両大学が81年に学術教育交流協定を締結して以来、これが35回目のセミナー。
メーンテーマは「日韓の経済・経営および文化の諸問題」。啓明大から5人の教授を迎えてそれぞれ、報告と討論を行った。
11日のレセプションに出席した桃山学院大学の前田学長は、「韓日関係がいくらぎくしゃくしていても毎年、国際学術交流を継続してきた意義は大きい」と強調した。また、徐龍達同名誉教授は、「学術、文化の交流は政治に左右されずに推進されるところが美点。国際学術セミナーを35回も開催してきた実績と交流は、韓国と日本の大学交流としては最長だろう」と述べた。
徐名誉教授は韓日の学生交流が珍しかった教授当時の68年からゼミの学生を率いてたびたび韓国を訪問し、今日の両大学姉妹結縁の下地をつくった。
啓明大学は桃山学院大学にとって2番目の海外姉妹提携大学だが、いまは最も深い交流関係にある。
(2014.12.10 民団新聞)