掲載日 : [2021-03-17] 照会数 : 4531
3・1独立運動'精神の継承誓う…各地で記念の式典
[ 民団大阪本部の式典から ]
[ 式典会場で朴起準駐神戸総領事から国務総理褒賞を贈られる民団岡山本部の鄭優一副団長(右) ]
日本の植民地支配体制に抗して立ち上がった1919年の「3・1独立万歳運動」から102周年を迎えた1日、各地方本部でも記念の式典を開催し、「己未3・1独立宣言」に込められた偉大な精神の継承を誓った。
民団大阪本部(呉龍浩団長)の式典には100人が出席。呉団長は「民団が在日同胞社会の求心体として役割を果たせるよう、これからも力を結集していこう」と呼びかけた。
鄭炳采副団長が「己未独立宣言書」を朗読。朴清副団長が決議文を朗読し、拍手で採択された。席上、呉泰奎駐大阪総領事が組織活動への貢献が著しかった3人を表彰。また、関西の韓国人留学生に「在日韓国人留学生支援金」を伝達した鄭鉉権同本部常任顧問には民団中央本部からの感謝状が贈られた。
民団宮城本部(金政郁団長)は仙台市内の結婚式場で開催。会場に参加できなかった一般団員にはZOOMを使って生中継した。
民団秋田本部(呉尚俊団長)は執行委員のみ呼びかけ、秋田市内のイヤタカ会館で開催。
民団愛知本部(朴茂安団長)は新型コロナ対策のために参加者を役員のみの上限60人とし、一般団員にはYouTubeでライブ配信した。
あいさつに立った朴団長は「民団組織をもっと強く、そして大きくしていきたい」と意欲を表明した。
民団岐阜本部(董勝正団長)の式典には21人が出席した。
民団三重本部(殷慶基団長)の式典で殷団長は「在日同胞と韓日友好のためにできることはやっていきたい」と意欲を新たにしていた。
民団広島本部(李英俊団長)は役員のみで開催。李団長は「3・1独立運動の精神を次世代に継承していく」と述べた。第2部で広島韓国奨学会からの奨学金が5人に授与された。
民団岡山本部(金成植団長)でもコロナ対策で参席者を例年の半分以下に。鄭優一副団長には朴起準駐神戸総領事から韓国政府国務総理褒賞が贈られた。
(2021.03.17 民団新聞)