民団三重で韓国文化体験・人権授業…県立津商業高校

　【三重】津市の三重県立津商業高校から生徒15人が2月16日、同市内の民団三重本部（殷慶基団長）を訪れ、「韓国文化体験および人権授業」を行った。同校が1年生を対象に毎年実施している人権学習フィールドワークの一環。

　テーマは多文化共生、部落問題、障がい者の人権、女性の人権、高齢者の人権などさまざま。生徒はそれぞれが希望の分野を選択し、専門の機関に出向いている。

　韓国文化体験では婦人会三重本部（尹栄子会長）の助けを借りて韓服を試着し、トッポッキづくりにも挑戦した。人権授業では同本部の金時煥副議長から「在日韓国人の歴史」について講義を受けた。生徒たちは簡単なハングルの勉強にも熱心に耳を傾けていた。

　殷団長は「日本の生徒たちが韓国文化に触れる有意義な時間を通して韓日の友好親善に少しでもつながることを願っている」と期待を寄せた。
（2022.03.02 民団新聞）