掲載日 : [2022-10-19] 照会数 : 1167
絵の文化教室で高齢者に憩いを…民団堺支部
[ 呉支団長が指導する「アトリエヨルベ」 ]
【大阪】民団大阪・堺支部(呉景萬支団長)は高齢の団員でも気軽に集える文化教室「アトリエヨルベ(絵の集い)」を同支部で開いている。名称に見られるように「絵画教室」のような堅苦しさとは無縁。参加者は絵筆を手に自由に会話を楽しんでいる。
作品は水彩画やデッサンで、テーマは自由。白頭学院で長年、美術の専任講師を務めてきた呉支団長が自ら指導にあたっている。呉支団長は「初心者でも描くおもしろさがわかってからは上達も早い。洞察力もあがっている」という。
当初から参加している同支部特別委員会(在日総合推進委員会)の呉時宗委員長もその一人。呉委員長は「日常生活を楽しみながら、支部会館がお年寄りたちが集える場になるようにしたい」と話していた。
李正子さんは「コロナ禍で外に出ることが少ない中、アトリエヨルベがあることで外に出るきっかけにもなり、いつも楽しみにしている」と話していた。
発足から今年で4年目。これを記念して同支部会館で18日から100点以上の作品を展示している。28日まで。同支部(072・238・7840)。