韓国農林畜産食品部長官賞受賞 老舗といわれる韓国の名家15店と業務提携をし、有名専門店の様々な絶品料理を日本で提供する韓国料理店「KollaBo(コラボ)」の代表、任和彬さん(46)がこのほど、「韓食の世界化」に大きな貢献をしたとして韓国農林畜産食品部長官賞を受賞した。17日にはソウル市で表彰式が行われ、韓食財団の尹淑子理事長から賞状が手渡された。任さんに今後の営業戦略について聞いた。
韓食の世界化実現へ 任和彬さんは大阪生まれの在日3世だが、小学から大学まで韓国に留学したあと、ソウル大学を経てMBA(経営学修士)ランキング1位として知られる米国のペンシルベニア州立大学・ウォートン校で経営学のMBAを取得した。その後、世界最大級の資金運用会社「キャピタル・グループ」に就職し10年間、アジア全体を投資するアナリストとファンドマネージャーを勤めた。日本の大手企業にも2000億円規模のファンド運営を担当した。その縁があって、ヤマダ電機の山田昇会長から09年にオープンした「LABI1日本総本店池袋」のレストランフロアの出店を勧められた。アサヒビールやキリンビール、伊藤園からのコラボ協力を得て第1号店が誕生した。
「ただの韓国料理店ではダメだ。せっかくなら、韓国で20〜50年以上愛され続けてきた、老舗専門店の『本物』の味を伝えて韓食の世界化を」と当時をふり返る。
オープンにあたって、韓国の老舗を東奔西走し業務提携を持ちかけたが、「長年苦労して作った味を教えられるか」と冷たく断られ続けた。しかし、これであきらめずに何度も何度も交渉し「韓食の世界化」の趣旨を伝えると、1店、2店と契約が続いた。
KollaBoはその屋号の通りカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)なら「ソベクジャ」、スンドゥブ(純豆腐なべ)は「小公洞トゥペギ」、タッカルビ(鶏肉の鉄板焼き)は「春川名物タッカルビ」など、そのメニュー毎に韓国本場の15有名専門店の絶品料理をコラボした店。
レシピの提供をはじめ料理そのものを送ってもらう「完成品直輸入」、基礎素材を提供してもらい日本の素材と合わせて各店舗で再調理するなど、業務提携の方法は様々だ。「ソルロンタン」など、深みのコクが命であるスープは濃縮原液で提供してもらう。
一方で在日が作り上げた焼肉とホルモン焼きも忘れていない。50年の歴史を持つ大阪の「炭火焼肉高麗屋」と提携している。また、韓国料理研究家の趙善玉さんの協力を得て、数多くある韓国の伝統茶と餅もメニューに加えているのも新しい発想だ。
店舗数は年々拡大していった。現在、東京都内を中心に15店舗を広げ、近くオープンするお台場と神楽坂を合わせると17店舗となる。今年は関西に拡大する計画だ。
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究極の目標はコーヒーなら「スターバックス」、ハンバーガーは「マクドナルド」などのように、韓食は「コラボ」とブランド化していくことだ。
今回の長官賞については「私だけの賞ではなく提携して頂いた15店舗の味が評価されたと受け止めている」。
(2017.1.25 民団新聞)