掲載日 : [2017-01-26] 照会数 : 8864
民間交流推進さらに…各民団新年会
[ 民団京都の新年会 ]
茨城(張仙鶴団長、8日=県本部)同本部は今年、創団70周年の節目を迎える。張団長は充実した記念式典にしたいと意欲を燃やした。会場は茨城大学や筑波大学に通う留学生や日本人大学生、新定住者の姿も目立った。
西東京(全實団長、14日=同本部)地元商店街の役員も招待。婦人会本部が準備した心づくしの料理を味わいながら団員と一緒に親しく民間交流を繰り広げていた。全団長は「民団の活動をいままで以上に活性化していく」と述べた。
静岡(姜再慶団長、15日=静岡市クーポール会館)前法相の上川陽子衆議院議員(自民党)や大口善徳衆議院議員(公明党)など多くの来賓が加わった。
各来賓から「民団と連携して『朝鮮通信使』の世界記憶遺産登録を実現させたい。ヘイトスピーチ根絶のためにも一緒に努力していこう」との呼びかけがあった。姜団長は今年、県内の日韓友好関係者と一緒になって「静岡県・忠清南道友好訪問団」を結成したいとの計画を明らかにした。
北海道(李圭亮団長、13日=札幌市内のホテル)道から辻泰弘副知事、札幌市からは町田隆敏副市長が参席。李団長が韓日関係の安定を望むとあいさつ。日本側来賓からは関係が難しくなっていても自治体は仲良くしていこうと呼びかけた。
岩手(申百団長、11日=岩手郡雫石町のホテル)申団長は「今年も民団活性化のため次世代育成運動に取り組み、韓日の懸け橋としての役割も果たしていく」と念頭の決意を表明。新成人の川村愛那さんに記念品、オリニにもお年玉と図書券を手渡した。県議会から工藤大輔副議長と高橋但馬議員(日韓親善県議会議員連盟事務局長)、県日韓協からも鈴木昭博事務局次長らが参席。
富山(金仁団長、14日=県本部)金団長と県日韓親善協会の成田隆専務があいさつ。それぞれ「韓国と日本は互いに大切な関係なので、いつも仲良くしないといけない」と述べた。婦人会県本部(李賢珠会長)の準備したトックなどの料理を味わった。
兵庫(李圭燮団長、20日=神戸市内の会館)一般社団法人在日韓商兵庫(辛輝浩会長)との合同開催で300人が参加した。駐神戸総領事館の朱哲完総領事、在日韓商から金光一代表理事会長が参席。
李団長は「今年は神戸港開港150年、県制150年の年。民団も地域住民として兵庫県、神戸市を盛り上げていくとともに、若い世代に引き継いでいける、今の時代にマッチした民団づくりに尽力していく」とあいさつ。辛会長も「兵庫県の経済にも寄与していく」と決意を述べた。
来賓の金澤和夫兵庫県副知事は「隣国同士、手をとりあって協力していくことが大事」と述べた。
創団70周年記念
京都(河相泰団長、13日=京都市内のホテル)創団70周年を記念しての「新春年賀交歓会」。主な来賓は府議会から日韓親善議員連盟の渡辺邦子会長、植田喜裕議長、京都市議会からも日韓親善議員連盟の小林正明会長、津田大三議長、曽我修副議長ら。駐大阪領事館から河泰允総領事、近隣の兵庫、滋賀、奈良の各民団からも団長と副団長、在日韓国商工会議所からも金光一代表理事会長が参席した。
冒頭、河団長は新時代に対応した民団づくりを目指すと表明。この日出席したすべての国会議員、府議会議員、市議会議員を代表して二之湯智参議院議員(京都日韓親善協会理事長)があいさつ。京都府を代表して山内修一副知事が山田啓二知事の祝辞を代読した。2部では門川大作京都市長も祝辞を述べた。河泰允総領事が婦人会の金玉連婦人会南支部顧問と金幸子左京支部常任顧問に総領事表彰状を手渡した。
広島(李英俊団長、13日=広島商銀本店)広島韓国商工会議所(宋徳奎会長)、信用組合広島商銀(井上一成理事長)との3者合同開催。李団長は同胞大統合をめざした交流会や韓日親善交流など昨年の主要事業を振り返り、協力に感謝の言葉を述べた。また、今年の朝鮮通信使再現行列への参加も呼びかけた。駐広島総領事館の徐張恩総領事と白眞勲参議院議員も祝辞を述べた。
岡山(宋燦錫団長、14日=岡山市内のホテル)宋団長が駐釜山日本総領事館前の少女像に言及し、「未来志向の韓日関係を築いていくことが最も重要」との持論を述べた。県から佐藤兼郎副知事、岡山市から大森雅夫市長、瀬戸内市から武久顕也市長、倉敷市から河田育康。このほか、国会議員、県議、市議も多数参席。日本側来賓は「国レベルでいろいろ問題があっても、いちばん近い隣人として一層仲良く、交流の輪を広げよう」とあいさつした。
島根(金吾男団長、22日=松江市内のすいてんかく)多文化共生交流事業の一環として開催。駐広島総領事館の李載雄領事をはじめ県議、市議、経済人らが出席。吉野和彦県議(公明党)は昨年の「ヘイトスピーチ対策法」施行に触れ「今後も住みやすい環境作りに努力していく」と約束。小松電機産業株式会社の小松昭夫社長は北東アジアの平和を願っていると述べた。お祝いに県立大学で学ぶ韓国人留学生がダンスを、民団で舞踊を学ぶメンバーも花冠舞と扇の舞を披露した。
(2017.1.25 民団新聞)