掲載日 : [2023-04-19] 照会数 : 999
元BC級戦犯問題 早期解決願い集会 「同進会」と「応援する会」
日本の捕虜政策の責めを負わされ、刑死ないしは懲役刑に処せられた外国籍元BC級戦犯者問題解決の早期立法を願う集いが5日、都内であった。当事者の遺族でつくる「同進会」(朴来洪会長)と「同進会を応援する会」(内海愛子代表)が呼びかけた。
「応援する会」の内海代表は「なぜ朝鮮人・台湾人が戦犯になったのか?」と題して講演。このなかで、日本の占領政策の一端に組み込まれたことが原因だと指摘。「裁いた国と日本のはざまで落とし込まれ」「日本は終戦後、自らが負うべき責任をとらず、棄ておいた」。
韓日会談(1951~65年)でもうやむやにされ、日本政府と国会の「不作為」「不条理」は60年以上も続いている。もはや「不正義」と言わざるえない状況に、「歴史にけじめをつけ、早期決着を願う」集会アピールを拍手で採択した。
集いには故李鶴来同進会前会長の妻、姜福順さんが参加した。
(2023.4.19民団新聞)