掲載日 : [2023-05-10] 照会数 : 1406
大阪偕星学園高校「キムチ部」、「漬物GP」で最高賞学生の部に
【大阪】大阪市生野区の大阪偕星学園高等学校の「キムチ部」が全日本漬物共同組合連合会主催の「漬物グランプリ2023 学生の部」で最高位の「グランプリ」に輝いた=写真。
作品名は「×(かける)キムチ」。同校に隣接する生野コリアタウン内のキムチ工場を見学してはキムチのタレを研究してきた。試行錯誤の末、白菜キムチをもとに掛け合わせる食材として大豆ミートを使って鶏そぼろ代わりに。さらに味付けしたニラも加えた。
「×キムチ」は一次の書類審査を通過して3月30日、東京ビッグサイトで行われた決勝審査に16作品の一つとして進出。有識者による実食審査により「グランプリ」に決まった。審査員長は「多文化共生的文脈で高い評価を得た」と講評した。
「キムチ部」創部の仕掛人、太田尚樹同学園専務理事は「生徒たちの柔軟な発想力と、地域にいるキムチのプロの皆さんのサポートのおかげ」と喜びをあらわにしていた。
コンテストは「法人の部(本漬部門/浅漬・キムチ部門)」、個人の部に加え、今年から新たに「学生の部」を設けた。
(2023.5.10民団新聞)