掲載日 : [2016-10-12] 照会数 : 5060
「戦場のメロディ」…戦争孤児合唱団がモデル
[ 初主演のイム・シワンと子どもたち(C2016 NEXT ENTERTAINMENT WORLD.All Right Reserved.) ]
月末公開へ
韓国戦争当時、戦争孤児たちを集めて結成した実在の海軍児童合唱団をモデルにした、イ・ハン監督の映画「戦場のメロディ」(配給=ハーク)が、29日から東京のシネマート新宿ほか全国で順次公開される。
韓国戦争のまっただ中の1952年。愛する家族も大切な戦友も失ったハン・サンヨル少佐は失意のまま最前線から釜山に転属。そこで彼を待ち受けていた任務は、両親を亡くした多くの戦争孤児の世話だった。幼い子どもたちが孤独感と必死に闘っている姿を目の当たりしたサンヨルは、得意の音楽で皆の心を癒したいと思い、「ソルリン児童合唱団」を作ることを決意する。
主演は9人組アイドルグループZE:Aのメンバーで、高視聴率ドラマ「ミセン‐未生‐」の主人公チャン・グレ役や、「弁護人」などで俳優として高い評価を受けているイム・シワン。戦闘アクションから涙を誘う繊細な感情表現まで、深みを増した演技力で魅了する。今作が初主演映画。
共演は、「グエムル‐漢江の怪物‐」「スノーピアサー」などに出演した女優コ・アソン。個性派男優イ・ヒジュン。そして、約30人の子役がオーディションで選ばれ、4カ月間にわたる特訓で身につけた美しいコーラスを披露する。「歌いたい」と願う子どもたちの歌声は、明日への希望を抱かせてくれる。
(2016.10.12 民団新聞)