来賓参加2倍に
民団千葉本部(金鎭得団長)が11日、千葉中央公園で開催した「韓日友好のマダン」は国交正常化50周年記念。日韓親善協会中央会から河村建夫会長が参席、地元議員も例年の2倍以上を数えた。民団中央本部から呉公太団長が参加した。
ステージでは日本の阿波踊りと和太鼓などが登場、韓国の伝統舞踊と競演を繰り広げた。
民団埼玉本部(景民杓団長)が4日、日高市の高麗神社で開催した「韓日友情祭」には約1000人(主催者発表)が来場し、韓国民謡や舞踊を楽しんだ。韓国で無形文化財15号に指定されている「獅子踊り」や、北青チームによる本場の農楽も特別に披露された。
開会に先だって景団長が、「韓日両国民の友情と絆をさらに深める場にしましょう」と呼びかけた。
人気の屋台村
民団長野本部(朴永大団長)は4日、「コリア市民祭」を同本部会館で開催した。
恒例のキムジャン大会は婦人会でも活躍する金美代子さんが講師を務め、塩漬けから丁寧に指導。熟成キムチを使った料理も紹介した。信州大学医学部保健学科教授で、神経内科専門医の高昌星さん(同本部文教部長)も「健康長寿のために心がけること」と題して記念講演を行った。
同会館に隣接する駐車場には「韓国屋台村」ができ、約600人の市民でにぎわった。
民団滋賀本部(朴鍾文団長)は4、5の両日、兵庫県城崎温泉で「敬老健康セミナー」を行った。70歳以上の団員と介護同伴者など合わせて68人が参加。今話題のスロー筋トレの実技講習を受けた。
参加者はイスを使い、ゆっくりとした動作で「1、2、3、4」と無理なく体を動かした。講師の豊岡市・健康まちづくり推進室の岡本環係長は、「毎日続けることで新陳代謝を促し、筋肉を付け、脂肪を燃えやすくすることができる」と強調した。
参加者のうち最高齢の尹潤柞(90)ハルモニには、朴団長から金一封が手渡された。
民団広島本部(沈勝義団長)は3日、国交50周年記念韓日親善運動会を東区スポーツセンターで実施。同胞は210人、日本人も県日韓協を中心に40人が参加し、心のふれあいを楽しんだ。
一連の競技のなかでも盛り上がったのが綱引きとトゥホ(投壺)。綱引きは県体協加盟の県綱引連盟の指導者の指導を受け、本格的なルールで実施。トゥホは4チームに分かれて得点を競った。
途中、韓国から来日したソウルクライ&キヒョンがサプライズ出演し、会場を盛り上げた。
県知事飛び入り
民団鳥取本部(薛幸夫団長)は10日、琴浦町の日韓友好交流公園「風の岡」で開催した。山下一郎琴浦町長をはじめとする日本人を含め約150人が参加。国交50周年を祝い、韓国の伝統芸能や質・量ともにバージョンアップした食事会で交流を深めた。県から平井伸治知事が激励に訪れるサプライズも。
民団東京・江戸川支部(李鍾郁支団長)は今年も区民まつりに参加した。今年で38回目。まつりは11日、都立篠崎公園で開かれ、5万人を集めた。
同支部は婦人会や青年会とともに国際交流コーナーにブースを出店した。同支部のチヂミは「韓国本場の味」として区民に親しまれており、夕方までに用意した2000枚を売り切った。
収益金は年末、区の福祉事業に寄付する。
(2015.10.14 民団新聞)