掲載日 : [2016-03-16] 照会数 : 4930
絵本で知ろうお隣の国…「パート2」高麗博物館で
[ 高麗博物館の加賀谷理事 ]
高麗博物館(東京・新宿区)の企画展示「絵本で知ろう! おとなりの国〜韓国・朝鮮の絵本〜PartⅡ」が今月30日から6月26日まで開催される。今回は、1回目で紹介した絵本(日本語翻訳、原書など)100冊余りに、新資料を加えて紹介。分野別のパネル解説も用意する。
同館理事の加賀谷浩子さんは、前回の企画展について保育園や小学校の先生、韓国語学習者、絵本好きなど1000人を超える観覧者が訪れたと話す。同館のイベントでこれだけの来場者数は初めてという。
「今、韓国の絵本はボローニャ国際児童図書展でも大賞や優秀賞を受賞するなど、海外でも注目されているのに、日本では韓国の絵本は書店でも数冊あればいい方、図書館もほとんど置いていない」現状を嘆く。
この展示会は、子どもはもちろん、大人にも「隣国のことを知るために絵本を見てほしい」という加賀谷さんらの思いが込められている。
今回は3カ国12人の絵本作家で平和を伝える絵本シリーズ「日・中・韓平和絵本」のコーナーを設けて紹介。「さんねん峠」の絵を手がけた在日2世の絵本画家、朴民宜さんを招いてのギャラリートークも行われる。
入館料400円、中高生200円、小学生以下無料。12〜17時開館。月・火曜日休館。
ギャラリートークは4月9日開催。14時から。参加費1000円(入館料含む)。このほか、4月16日から6月18日までの毎週土曜日に開催される、同館の「絵本でコリアを知る会」会員による「土曜イベント」(14〜16時)でも韓国の絵本などについて紹介する。
問い合わせは同館(電話/FAX03・5272・3510)。
(2016.3.16 民団新聞)