掲載日 : [2020-11-26] 照会数 : 5947
韓服を着た童話のイラストレーター 禹那英さんからメッセージ届く
[ 禹那英さんの「塔の上のラプンツェル」 ]
夢の始まりになれば…
19日から韓国文化院(東京・新宿区)で開催している、韓国イラストレーター紹介展「日本で出会う禹那英の韓服童話」の作家、禹那英さんから民団新聞に、在日同胞へ向けたメッセージが届いたので紹介する。
初めまして、この度、駐日韓国大使館韓国文化院を通じて日本の観覧客の皆様のお目にかかります黒曜石(ペンネーム)と申します。
最も近い国である日本ではありますが、個展を開くのは初めてなので期待しております。また日本人の方のみならず、在日韓国人の皆様にもご挨拶ができて、とても光栄に思っております。
私がまだ、そんなに有名ではなかったときに、私を知る日本のファンの方からメールをいただいたことがありますが、後日、その方は在日韓国人だったことに気づきました。アイデンティティーの問題を抱えていたときに私の絵を見て、自分のアイデンティティーについて前向きに考えるようになったと聞いて、大変感銘を受け、作品制作においても大きい原動力になりました。
私がその方から力をいただき、夢をあきらめず描き続けたように、私の絵もこの展示会を通じて、足を運んでくださった方々にそのようなきっかけになることを願っております。
同展は来年2月2日まで開催。
(2020.11.25 民団新聞)