日帝の植民地統治に抗して韓半島全域で「大韓独立万歳」を叫び、200万以上の民衆が参加した「3・1独立運動」(1919年)の96周年記念式典が1日、全国各地の民団で開かれた。
民団東京本部(金秀吉団長)が主催した韓国中央会館での式典には民団幹部ら200人が参加。民族の自主独立・自尊、平和、民主発展の3・1精神を継承し、韓国の発展・繁栄、韓半島の非核化と平和的・民主的南北統一基盤の構築に積極的に参加することを誓った。
金東京本部団長は開式辞で、「3・1精神に立脚しての在日同胞社会の大統合推進」と「韓日関係改善と友好増進」への民団の役割を強調した。続いて、柳興洙駐日大使が朴槿恵大統領の「3・1節」記念辞を代読した。
中央本部の呉公太団長は記念辞で、「今年は韓日修交50周年を迎える年でもある。厳しい状態に陥っている韓日関係の改善のために、友好増進への懸け橋としての役割を果たし、韓日首脳会談が一日でも早く実現されるよう雰囲気醸成に尽力する」と強調。同時に「ヘイトスピーチの根絶に全力を尽くそう」と促した。
式典では1,3・1精神を継承し、韓民族としての主体性を確立し、祖国の繁栄と平和統一に積極的に参加する2,韓日修交50周年を期し、両国の関係改善のため、友好増進の懸け橋としての役割を積極的に果たす3,光復70周年に際し反民族・反統一路線に固執する北韓追従勢力を断固排撃する4,人種差別を扇動し、在日同胞の生命と生活を脅かすヘイトスピーチを根絶させるため全力を尽くす5,次世代育成と同胞社会の大統合をいっそう促進させ、新たな時代に相応した組織基盤の強化に尽力するとの決議文を採択した。
(2015.3.4 民団新聞)