掲載日 : [2020-02-13] 照会数 : 8128
進取の精神継承へ独自に2・8記念式典…青年会東京と学生会
[ 2・8独立宣言書を朗読する李裕海学生会会長 ]
2・8独立宣言から101周年を迎えた8日、青年会東京本部(秋里亜会長)と学生会中央本部(李裕海会長)は東京・港区の韓国中央会館で独自の記念式典を開催した。学生会の李会長が日本語で独立宣言書を朗読。双方の参加者30人が3班に分かれて班別討論を行った。
討論後の発表によれば、3・1独立運動は知っていても2・8独立宣言は知らなかったという参加者が大多数。「宗主国の地で身の安全を顧みず行動するのはとても勇気あること。今の在日ができるかと考えたらすごい」と若き留学生たちの進取の精神に学び、継承を誓った。なかには「韓国政府は永住者に地方選挙権を与えているというのに日本はふるい。私たちも永住外国人への地方参政権付与と公務就任権を世界に訴えたい」という声も聞かれた。
1部式典で民団中央本部の鄭夢周副団長は「韓民族としてこれからどう生きるのか。独立宣言書が投げかけた命題は今も生きている。同胞の絆を深めてほしい」と述べた。青年会中央本部の鄭昇栄会長も「2・8精神は今も必要だ。今後の活動にどう活かせるのかを学んでほしい」と呼びかけた。
(2020.02.12 民団新聞)