掲載日 : [2022-10-27] 照会数 : 1749
韓日関係修復の道探る…大阪総領事館など共催
[ フォーラム第1セッションの発表と討論から ]
【大阪】「米中戦略競争時代の韓日・日韓関係」をテーマとした「韓日関係フォーラム」が21日、大阪市内のホテルで開かれた。駐大阪韓国総領事館(金亨駿総領事)、東西大学校日本研究センター(辛貞和所長及び韓国世界地域学会会長)、世宗研究所日本研究センター(陳昌洙所長)の3者が共催した。
金総領事は「韓日両国は民主的価値と市場経済を共有する重要なパートナー。韓日関係修復についてどんな実践課題が要求されるのか。両国のオピニオンリーダーたる研究者やジャーナリストの皆さんには洞察力ある知見、提案、意見を期待している」とあいさつした。
辛会長は「フォーラムの結果が今後の韓日関係改善へと拡散していくことを願っている」と期待を寄せた。陳所長も「今回のフォーラムが韓日協力のための小さくとも有意義な機会になることと思う」と述べた。
第1セッションは「米中戦略競争時代、韓国と日本の対応」について。西江大学社会科学研究所の丁一榮研究教授が「米中戦略競争と韓国の対応」、キャノングローバル戦略研究所の伊藤弘太郎主任研究員が「米中戦略戦争と日本の対応」についてそれぞれ発表。毎日新聞社の澤田克己論説委員、常葉大学の崔慶原准教授、国家安保戦略研究院の金淑賢責任研究委員3人が討論に加わった。
第2セッション「米中戦略競争と日韓関係」では、南山大学総合政策学部の平岩俊司教授、神戸大学大学院国際協力研究科の木村幹教授、辛所長のほか第1セッションで討論した3人も加わってラウンドテーブル討論を行った。
フォーラムに参加した民団大阪本部の李元徹団長は「お互いゆずりあうという気持ちが大事だ。韓国と日本が切っても切れない近くて近い国になるよう、専門家たちがアドバイスしてほしい」と感想を語った。