掲載日 : [2022-11-09] 照会数 : 1586
未来へ教育の現場に 史跡「耳(鼻)塚」慰霊祭
[ 塚に献花する主催団体関係者と参列者たち ]
【京都】豊臣秀吉が2度に渡る韓半島侵略(壬辰倭乱1592~1598年)の際、殺りくした住民らの耳や鼻を埋めたとされる京都市東山区にある史跡「耳(鼻)塚」前で10月26日、慰霊祭が行われた。15回目。主催団体の社団法人ギョレオル活動国民運動本部(李クォンジェ理事長)と韓国民族宗教協議会から関係者が来日した。
同協議会の朴チャグィ女性会長と婦人会京都本部の趙清美会長が塚に献花し、同運動本部の尹道心京都支部長が献茶した。また、浄光本門院彌陀寺の慈弘慧光住職が念仏を唱えたあと、金一志韓国伝統芸術院が慰霊舞を捧げた。
李理事長は「昨年はコロナの影響で参加できなかったが、今日は皆さんに会えてうれしい限り。まだ韓日関係が厳しいが、力をあわせ、心をあわせて両国の繁栄を成し遂げよう」とあいさつした。
来賓を代表して駐大阪韓国総領事館の金亨駿総領事が「ここ耳(鼻)塚を次世代に平和を伝える未来志向的な教育の現場として記憶していきたい」と追悼辞を述べた。