掲載日 : [2022-11-09] 照会数 : 2214
「四天王寺ワッソ」なにわの宮で20年
【大阪】古代の大阪と韓半島など東アジアとの交流の歴史や文化を広く知ってもらう「四天王寺ワッソ」が6日、大阪市中央区法円坂の「史跡なにわの宮」で3年ぶりに開催され、約4万人の人出でにぎわった。NPO法人大阪ワッソ文化交流協会(猪熊兼勝理事長)が「なにわの宮」で復活してから今年で20年目。
恒例の大巡行にはエキストラ約600人が出演。神話=写真、古墳、飛鳥、奈良、朝鮮王朝の各時代の衣装を身につけてパレードした。韓国からは国立芸術大学韓国芸術綜合学校の学生たちが出演し「扇の舞」を披露した。観覧客からは「3年ぶりの開催を楽しみにしてきた。うれしい」、「当時の交流を目の前で見ることができて楽しい」といった声が聞かれた。
聖徳太子役を務めたタレント・映画評論家の浜村淳さんが「古くより東アジアの人たちが渡来し、この地で共生してきた悠久の歴史を誇りにしよう」と平和宣言した。
まつりは90年、大阪谷町筋を中心に始まった。一時中断していたが、韓日の経済界、市民の支援で03年に復活した。