掲載日 : [2022-11-09] 照会数 : 2184
文化で韓日の絆確認 民団奈良 5団体ハンマダン
[ 平城宮跡歴史公園朱雀門ひろば内 ]
【奈良】民団奈良本部(李勲団長)を中心に県日韓親善協会(田野瀬良太郎会長)、平城京再生プロジェクト(粟坂史明総括責任者)ら5団体共催の「2022歴史の道 韓日文化ハンマダンインNARA」が3日、奈良市内の平城宮跡歴史公園朱雀門ひろば内の芝生広場で行われた。同ハンマダンは17年から21年まで明日香村風舞台で3回開催されてきた。朱雀門ひろばでの開催は初めて。
李団長は「韓国と日本は政治をはじめ様々な面で状況が悪化しているが、ハンマダンが両国の友好親善に有意義な時間になることを願っている」と期待を寄せた。田野瀬会長は「今日のイベントで日韓の親善が大いに深まることと思う。1日楽しんでさらに深まりを強めよう」と呼びかけた。
来賓からは岩田国夫県議会議員が「両国の交流の輪が発展していくことを期待している」と述べ、小林茂樹衆議院議員も「文化で両国の絆を後押ししよう」と祝辞を述べた。また、民団大阪本部の李元徹団長は「韓日両国の歴史文化を通じてお互いの絆を永遠に深めていくことが大事。これからも交流を継続し、さらなる友好親善に発展させよう」とエールを送った。
婦人会中央本部の劉代永会長も「韓国と日本が近くて近い国として、民間の人的交流が両国の懸け橋になることを願う」と期待をこめた。
舞台は奈良県立奈良商工高等学校の和太鼓演奏で幕開け。国技院テコンドー示範団が高難度の試割りや、キレのあるパフォーマンスで観客を沸かせた。韓国初の国立芸術大学韓国芸術綜合学校の学生たちは色艶やかな民族衣装をまとった韓国舞踊で花をそえ、会場は地域住民ら4千人でにぎわった。
婦人会奈良本部(李鍾任会長)は韓国屋台でキムパプやヤンニョンチキン、チヂミ、韓国おでんなどを販売した。