掲載日 : [2022-04-24] 照会数 : 3493
被差別部落の歴史から学ぶ…民団鳥取「在日講座」
【鳥取】民団鳥取本部(黄龍也団長)は23日、同本部で第60回目となる「在日講座」を開催した。講師として水平社創成100年を記念して部落解放同盟鳥取県連合会から坂根政代副委員長を迎えた。坂根副委員長は「『水平社宣言』に光を感じて」と題して自身の実体験をベースに講演した。
企画した薛幸夫同本部常任顧問は「部落差別はほかのマイノリティーへの差別偏見と通底する、日本社会のゆがんだ実態をあらわに見せてくれた」と感想を語った。さらに、「被差別部落の環境改善と差別解消を目的とした『同和対策事業特別措置法』(1969年)や『解放同盟』の活動が戦後における在日問題など他の人権問題にも重要な役割を果たした」と結んだ。
(2022.04.27 民団新聞)