掲載日 : [2022-04-28] 照会数 : 4250
3年ぶり韓国国体選手団派遣へ…在日体育会が方針
[ 写真は2019年ソウル大会の開会式で入場行進する在日同胞選手団 ]
在日本大韓体育会(崔相英会長)は15日、東京・港区内のホテルで第54回定期総会を開催し、活動報告と決算、活動方針案、予算案を原案どおり承認した。3年ぶりに対面での開催となった。
活動報告では7月23日に開幕した東京五輪に同会の副会長でもある崔潤氏が韓国選手団の副団長を務めたことで、同会としても①韓国選手団の空港での出迎え②車両運行サポート③通訳などの支援活動を展開したことが強調された。あわせて同会が韓国選手団に提供した選手村内移動用の自転車に韓国選手メダリストのサインを直筆し、東京韓国学校と大阪金剛学園に寄贈したことも報告された。
同会が支援し続けてきた柔道の安昌林選手が在日同胞としては45年ぶりの五輪メダルとなる銅メダルを獲得したことも強調された。
また、春夏連続で甲子園に出場した京都国際高校には激励金として200万円を伝達した。
ただ、コロナ禍のため一昨年に続き、昨年も各種競技大会などは延期または中止が相次いだが、関東、関西、中北、九州の各地方本部とボウリング協会と柔道会から、規模を縮小しながらも競技大会を開催したことが報告された。
新年度活動方針では2年連続で海外同胞の部が中止となった韓国国体について、今年10月7日に開幕する蔚山大会には在日同胞選手団の派遣を準備する。コロナ禍を考慮しながら、各地方本部と競技団体とも協力しながら「ふれあい体育広場」と各種競技大会への支援も展開していく。
(2022.04.27 民団新聞)