掲載日 : [2016-09-07] 照会数 : 6600
駆け込み寺代表玄秀盛さん講演…民団宮城「在日交流事業」
[ 講演する玄秀盛さん ]
【宮城】民団宮城本部(金政郁団長)はこのほど、在日同胞の玄秀盛さん(公益社団法人日本駆け込み寺代表)を仙台市内の宮城韓国会館に招き、講演会を開催した。これは「在日同胞交流事業」の一環で、団員ら100人が参加した。
日本駆け込み寺は「困りごとの救急総合病院」としてDV、家庭内暴力、多重債務、ひきこもりに悩む人たちの救済活動に取り組んでいる。前身は2002年5月に東京・新宿の歌舞伎町で設立したNPO法人「日本ソーシャル・マイノリティ協会」。北海道や九州、沖縄などからも苦悩を抱えた相談者が駆け込んでくることから日本財団の協力のもと、11年に一般社団法人化。翌12年には公益社団法人格を取得した。
玄さんは社会人となって起業家の道を歩んでいたが、HTLV‐1という白血病を発病するウィルスに感染していたことがわかり、すべてを投げ打って社会奉仕に打ち込むようになった。
講演に先だってリラックスタイムが設けられ、裴麗子さんとその生徒5人が、歌と扇子の舞を披露した。終了後は婦人会宮城本部が準備した韓国料理を囲んで交流した。
(2016.9.7 民団新聞)