掲載日 : [2007-09-12] 照会数 : 7938
金剛学園児童・生徒 新校舎でのびのびイキイキ
[ 昼食時には近くの弁当屋さんが電子ジャー入りのあつあつご飯と味噌汁を宅配してくれる
] [ ピッカピカの教室をさらにピッカピカにと掃除する児童たち ]
「勉強が楽しくなった」
小学校は民族教育重視 目標も一新
【大阪】大阪市南港に移転した金剛学園の新校舎で2学期の授業が始まった。暖冷房設備の整った快適な施設。西成区の旧校舎からは遠くなったものの、広々とした運動場と施設で子どもたちはイキイキ、のびのびと学校生活を送っている。
ある女子高校生は「新校舎は最高です。きれいで気持ちがいい。もっともっと勉強しようという気になります」と笑顔を見せていた。小学生の児童も「教室の中が前より明るい雰囲気になりました」「体育館の天井が高くなってうれしい」と喜んでいる。
通学の不便も「新しい校舎なので、楽しんできています」(女子高校生の話)と気にならない様子だ。韓国語教師の任美姫さんは「電車の中から金剛学園の校舎が見えるのです。ものすごくうれしくて感動しています。金剛学園の看板を屋上につけてほしいくらい」と話している。
ただし、施設が新しくなって校則が以前より厳しくなったという声も。金恩正さん(中3)は、「決まりは多くなりましたが、学校を大切にしていこうという教師たちの気持ちが伝わってきますから」と、前向きに受け止めている。
韓京 校長は、新校舎移転を期して新しい教育目標を立てた。小学校は韓国語・文化・歴史の民族教育カリキュラムの重視、中学生にはIT教育を積極的に進めていくという。高校生には進学対策として、来年4月から特進クラスを導入していく計画だ。成績優秀者には奨学金を支給していきたいと明らかにした。
(2007.9.12 民団新聞)