掲載日 : [2007-11-14] 照会数 : 4776
高額紙幣人物決まる
10万ウォンは金九、5万ウォンに申師任堂
韓国銀行は5日、09年上半期発行予定の高額紙幣図案人物として、10万ウォン券に白凡・金九、5万ウォン券には申師任堂が選定されたと発表した。
韓銀は金九の選定について愛国心を鼓吹する一方で、統一の道を模索したリーダーとして、未来の望ましい人物を提示するなどの効果が期待されると説明。また申師任堂は韓国社会の男女平等意識向上と女性の社会参加に寄与し、教育と家庭の大切さを喚起する効果が期待されるとしている。
2人に反対の声も
しかし、金融界によれば、韓銀が委嘱した貨幣図案諮問委民間委員は金九より独立運動家で思想家の島山・安昌浩が高い点数で、韓銀副総裁と発券局長の2人を除く同委員8人中6人が安昌浩を支持したという。
このことから韓銀または政府は、人物をあらかじめ定めていたのではないかという疑惑が提起されている。さらに申師任堂についても、女性団体などから現代的な女性のモデルにふさわしくないという意見が上がっている。
(2007.11.14 民団新聞)