掲載日 : [2007-09-12] 照会数 : 4649
第13期民主平統日本地域出帆会議
非核化・平和定着に全力
南北統一基盤造成へ…在日の立場を前面に
第13期民主平和統一諮問会議(議長=盧武鉉大統領)の日本地域出帆会議が5日、韓国中央会館(東京都港区南麻布)で日本地域諮問委員379人中271人が出席して開かれた。
民主平統副議長(日本地域)の鄭進民団中央本部団長は、開会辞で「われわれの大きな関心事は北韓核問題と韓半島の恒久的な平和体制の構築だ」と指摘、「在日同胞は広島、長崎で多くの同胞が原爆の犠牲となった歴史の証人だ。今後被爆体験者として国際社会と力を合わせ、韓半島の非核化と平和定着のために全力をあげる」と強調した。
同時に「われわれは、近い将来に必ず祖国の分断を克服して自由民主主義に立脚した統一国家を実現するものと確信している」と述べ、「このため日本地域諮問委員全員が『民主・平和・統一の新時代』を開いていく中心勢力として結集し、在日同胞社会の和合と発展にいっそう努力していこう」と呼びかけた。
第2次南北首脳会談準備と関連して、盧武鉉大統領との面談が突然決定したために来日できなくなった金祥根首席副議長にかわって、民主平統の呉世政事務処長は「第13期民主平統には海外58カ国に居住する在外同胞代表1997人をはじめ、国内外の各階各層を網羅し1万6791人の指導級人士が多数諮問委員に参与することによって、民族の統合と統一時代を開いていくための活動をもっと力強く展開可能な体制を整えた」と説明。
さらに呉事務処長は、「南北間に実質的な和解・協力が熟しつつあり、韓半島の平和と繁栄への流れが定着しつつある現状は、統一時代を開いていく憲法機構である民主平統にいっそう重大な使命と役割を要求している」と強調した。
金英善駐日政務公使は祝辞で、「民主平統会議は(韓国の)統一政策の樹立と遂行に大いに寄与してきた。今日の会議で民主的で平和的な統一に有益な意見交換が行われることを希望する」と述べ、激励した。
会議では日本地域4協議体(東部、中部、近畿、西部)の会長が紹介された。この後、第13期民主平統の活動方向について映像報告がなされた。
第2部として呉事務処長が「韓半島の情勢変化と民主平統の役割」に関して講演。質疑応答後、参加者全員で「われわれの願いは統一」の歌を合唱して閉会した。
(2007.9.12 民団新聞)