掲載日 : [2007-09-26] 照会数 : 7212
青年ジャンボリー 未来創造へ600人が結集
[ 南北を結ぶ京義線の韓国側最北端、都羅山駅のホールで全員一斉に「統一!」 ]
祖国で一体 感動爆発
在日韓国青年会中央本部(康孔鮮会長)の結成30周年を記念して「07在日同胞青年ジャンボリー」が14〜17日、韓国で開催された。日本各地から集まった青年ら約600人(男250、女350)がソウル・蚕室のオリンピックパークテルに宿泊しながら、祖国に触れ、仲間と語りあうなど、さまざまな思い出を胸に刻んだ。
2日目は15台のバスを連ねて南北軍事境界線の非武装地帯(DMZ)隣接地を訪れた。南侵用第3地下トンネル、北韓の町並みが見られる都羅展望台および京義線の韓国側最北端の都羅山駅を見学し、日本では体験できない、前線の緊迫感を味わった。
全員が平和統一を願い、高さ2㍍ほどの朱木(イチイ)の木を都羅山駅に植樹。康会長は「韓半島の民主的な平和統一の実現に尽力していく」と誓いの言葉を宣言した。
ソウルでは地方別の交流会、5つのグループコースに分かれた「素顔の韓国にふれる」体験などを通じて、祖国を直接肌で感じるとともに、同胞同士の絆を強めた。
フェアウエルパーティー(ロッテホテル)に出席した来賓の鄭進民団中央団長は、「経験は宝、知ることは財産。かけがえのない体験として心に刻むとともに、ここで出会った仲間との絆を大切にし、日本地域での活動に生かしてほしい」と励ました。
康会長は「参加者一人ひとりの思いが集まり、600人の若者が祖国で一堂に会することができた。これほど多数の同世代に出会えたことに感動した青年は多い。DMZをはじめさまざまな貴重な体験や出会いを通じて、在日同胞として、また在外同胞の一員として何ができるか、今後の人生に役立ててほしい」と総括した。
なお、開・閉会式に来賓として、韓日親善協会の金守漢会長をはじめ、在外同胞財団の李求弘理事長、日本参議院の白真勲議員、婦人会中央の夫順末会長、民団中央の許孟道副団長、さらには青年会OB全国連絡会(林三鎬会長)のメンバーらが出席し、激励した。
(2007.9.26 民団新聞)