掲載日 : [2004-07-14] 照会数 : 7477
オリニの夏到来 各地で臨海・林間学校開催へ(04.7.14)
今年は22地方26カ所で
子どもたちの夏休みを目前に控え、今年もオリニ臨海・林間夏期学校の季節がやって来た。民団各地方本部や同胞市民団体では、海や山に繰り出し、大自然のなかでオリニが寝食をともにしながら、同胞の仲間を増やし、韓国語や歴史など、民族的アイデンティティを学ぶ機会をつくる。今年は17日から始まる神奈川と愛知の夏期学校を皮切りに、8月28日開催の千葉県本部まで、22地方26カ所で実施される。
北海道の林間学校は、滝野すずらん丘陵公園内のオートキャンプ場で開く。入学式では見よう見まねで国民儀礼をこなした後、森林浴を兼ねたハイキング。お腹をすかせたところで焼肉パーティとキャンプファイアーを囲んでオリニののど自慢大会と続く。
勉強の時間は、中央本部文教局発行の「ウリナラ」を使い、韓国に関する基本的な知識や漫画で歴史概略を学ぶ。
愛知は旭高原少年自然の家で林間学校。野外炊飯、ハイキングのキャンプ定番に加え、天体観測も試みる。引率の青年会会員が、30人を超えるオリニをマンツーマンで楽しませる。
今年で12回目を迎えるのが、奈良・在日外国人保護者の会が主催し、県と各市の教育委員会や民団が後援するオリニサマーキャンプだ。生駒山麓公園ふれあいセンターで、オリニたちはハングルで名前を書いたり、ハンコを作ったり、オッパ、オンニらが演奏するプンムル(農楽)に触れ、チャンゴにも挑戦する。子育て真っ最中のオモニら保護者の交流会も予定している。
このほか、地元の支部で例年通り韓国語や歌を教える東京の足立、荒川支部など、一人でも多くのオリニにいい思い出をつくってあげたいという思いはどこも共通だ。
夏のキャンプに集まったオリニたちが、青年会で再会し、やがて民団をはじめ同胞社会の後継者になっていくというのもよく知られていること。 8月8日から始まるオリニ・ソウルジャンボリーとはひと味違う地域の夏期学校にも注目したいもの。
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(2004.7.14 民団新聞)