掲載日 : [2021-12-08] 照会数 : 2003
徴用韓国人追悼、民団と韓商参加…紀州鉱山碑前で
【三重】第2次大戦中に紀州鉱山に徴用され、亡くなった同胞を追悼する集会が11月14日、熊野市紀和町の碑前で営まれた。「三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基充・裵相度)の追悼碑を建立する会」と「紀州鉱山の真実を明らかにする会」が主催した。
「紀州鉱山の真実を明らかにする会」によれば、1942年から解放直前までに石原産業に「徴用・雇傭」された同胞は延べ875人。そのうち282人は「逃亡」したとされる。企業のつくった1269人の「従業員物故者 忌辰録」(1955年10月10日現在調)をもとに、「殉職」「戦没」「一般病没その他」の理由で亡くなった同胞は25人と推定・断定した。
民団三重本部(殷慶基団長)と三重韓国商工会議所(兪柄煥会長)から33人が参加した。民団からの参加人数は今年がいちばん多く、殷団長と兪会長は「こういった追悼集会が継続できるように、これからも頑張って行きたい」とくちをそろえた。
(2021.12.08 民団新聞)