掲載日 : [2022-05-25] 照会数 : 2670
GWこそ家庭訪問 民団足立支部林致寛支団長6日間で105世帯
[ GW中に家庭訪問先の林致寛支団長(左) ]
今年5月のゴールデンウィーク真っただ中。その気になれば最大10日間連続で休むことも可能だったはず。一方、この休みを好機ととらえ、地元足立区の団員を訪ねたのが林致寛支団長(66)だ。
2日から7日までに足を運んだのは計105世帯。1日平均17軒の訪問は朝から夕方まで自家用の軽トラックを走らせた成果だった。
内訳は新規の加入者と、1度中断していた団費を再度納入するようになったという団員が各26人ずつ。このほかに婦人会を含む顧問団11人、さらに29日に大会を控えていることから代議員42人の自宅を回り、出席を促した。
訪問は韓国のりを手土産に携え、基本一人。地域によっては分団長が同行することも。まず、周辺の居住環境を把握し、生活状況に思いをはせる。会うと、それとなく民団への要求を探る。なかには「わざわざよく来てくれた」と声を掛けられることも。林支団長は「疲れを忘れる。その一言を聞くために会いにいくようなもの」と笑った。
2年前の支部大会で「団員のためにできることならなんでもやる」と宣言し、わずか1票差で当選した。家庭訪問は立候補当時からの公約でもある。
訪問時期は5月だけではない。昨年8月は民団東京本部から託された光復節の贈り物を世田谷や埼玉県に住むかつての同支部団員にも届けた。9月は敬老の祝いで韓国のりを75歳以上の高齢団員にプレゼント。
この2年間、計26世帯が1度は途絶えていた団費を再び納入するようになったというのもこの間の家庭訪問の成果なのだろう。