掲載日 : [2010-04-14] 照会数 : 7202
<婦人会特集>呉基文初代会長100歳を祝う
[ 100歳のお祝いを受ける呉基文顧問 ]
「喜びも哀しみも共に」
婦人活動に生涯捧げ
中央本部初代会長の呉基文顧問の「100歳」を祝う催しが3月24日の定期中央委員会の席上で行われた。
中央委員会の冒頭、家族らとともに車椅子で入場した呉基文顧問に余会長をはじめ、参席した民団、青年会、軍人会や地元の東京本部などから次々に花束や記念品が贈呈された。
中央委員会後、場所を移動しての祝賀会には全国の会長と中央委員が呉顧問を囲み「100歳」の喜びを分かち合った。
婦人会中央では、シンボルマークでもあるムグンファのように永遠の意味を込め薄紅色のチマ・チョゴリを特注しプレゼント。このチマ・チョゴリに着飾った呉顧問が「100」とかたどったロウソクがそびえる特大ケーキに入刀、大きな拍手がわき起こった。
余会長は「婦人会に生涯を捧げてきた初代会長が100歳を迎え、このように元気でおられることは私たちの誇りでもあり、大きな心の支え。まだまだ元気な呉顧問です。これからも私たち後輩をしっかり指導してください」と語りかけた。
呉顧問は「このように全国の婦人会の皆さんに祝ってもらい、感慨無量です。喜びも哀しみも生涯を大韓婦人会とともに過ごしてきたことは私の最大の幸せ。私たち大韓婦人会の魂はいつまでも滅びない。これからも皆さんが団結し、しっかりと受け継いでほしい」と声を震わせていた。
また、李奉男・在日学徒義勇軍同志会会長は「6・25戦争の時、呉顧問の息子が参戦し戦死した。私はその愛国者である息子さんの遺骨を運んできた」と秘話を披露した。
家族を代表して嫁の朴静愛さんは「オモニを盛大に祝っていただき、感謝で胸がいっぱいです。私としても人生最大の幸せの日となります」と声を詰まらせた。
崔金粉顧問の音頭で乾杯した後、会場では呉顧問を囲み歓談が続き、家族や各地方会長らが記念写真を撮りあっていた。
(2010.4.14 民団新聞)