民団岩手と中央、親子丼とそば1000食の炊き出し
長野青商がおもちゃ配布、避難児童ら大喜び
東日本大震災から3週間、民団岩手本部(金盛義団長)では3、4の両日、激甚被災地、釜石市内と大船渡の避難所5カ所で炊き出しを行った。
3日は、地元岩手の民団と婦人会に、民団中央対策本部の救援チーム8人と、余玉善会長ら婦人会中央本部役員、鄭進団長、黄迎満議長、金昌植監察委員長の三機関長が加勢し総勢40人あまりで500食の親子丼とキムチ、バナナにあわせ、長野韓国青年商工会による信州そば500食を避難者にもてなした。
この日、早朝から釜石市小川町の釜石市民体育館と隣接する「働く主婦の家」、小佐野小学校の現地3カ所におもむき、11時前には下ごしらえを終えた。予定を繰り上げ昼食時間帯前の11時半過ぎに配布を開始。避難者が次々とかけつけ、一時は行列が続いた。
お年寄りを始め、子ども連れの家族も多く、温かい親子丼とそばを口にした、避難者らは「おいしい、おいしい」とおかわり希望者も続出した。また、長野青年商工会が提供した信州そばに加えて、子どもたちに不自由な避難生活を少しでも和らげてもらおうと、おもちゃやお菓子も大量に準備し、子どもたちに喜ばれた。
鄭進団長ら民団中央3機関長も配布に加勢し「みなさんいっぱい食べてください」「がんばってください」と励ました。
4日にも、やはり激甚被災地区の大船渡の避難所、リアスホールと北小学校で500食分の炊き出しを行った。
(2011.4.4)