大震災発生から25日が経過、被災地の民団対策本部は団員の安否確認に大きな進展を見せた。3月24日現在では、激甚地区の団員220世帯668人中、未確認は34世帯79人だった。5日17時現在では、激甚地区の団員は265世帯748人であることが分かり、このうち安否未確認は11世帯17人と減少した。
激甚被災地を抱える岩手、宮城、福島の各本部のうち、岩手は全団員の無事を確認済み。ただ、家屋全壊・流失が4、半壊・浸水が2、事業所全壊9、半壊・浸水が3と若干増えた。3月24日現在で9世帯16人が未確認だった宮城は,6世帯11人の無事を確認、残すは3世帯5人となった。家屋の半壊・浸水は7増えて15件となった。
福島は事故原発の脅威のなかでも大きく進展した。24日現在で25世帯63人だった未確認が、原発被害の大きい相双地区の5世帯6人となった。いわき地区では全員が無事だった。不明とされていた家屋の全壊・流失が30、半壊・浸水が50件と推定されている。
人的被害のなかった茨城では、家屋半壊5のまま。事業所12件の被害は全壊と訂正された。千葉は家屋半壊が3から8件に。1件の事業所被害は半壊であることが分かった。新たに、栃木で家屋全壊が2件、半壊が4件あることが判明した。
(2011.4.6 民団新聞)