トックとキムパにキムチ…秋田と岩手が避難所で炊きだし
避難者、「身も心も温まる」と大喜び
【岩手】民団秋田県本部(崔燕佑団長)と岩手県本部(金盛義団長)は27日、岩手県山田町の避難所、山田北小学校で韓国料理の炊き出しを行った。
この日、午前11時過ぎに秋田から6人、岩手13人の民団と婦人会役員が現地入りし、ユッケジャンスープ100人分、豚汁を400人分、キムパ(韓国式のりまき)約300本、キムチ50㎏(約500人分)を準備。あらかじめ下ごしらえをしたスープを避難所の厨房で温めなおし、昼食時間に避難者たちに味わってもらった。
また、ユッケジャン、豚汁にはそれぞれ韓国トックも入れ、温かい韓国式雑煮として配布した。
同小学校には約350人が避難しているが、年配の人たちが多く、「温かいスープは本当に有り難い。韓国民団の皆さんに心から感謝したい」「ありがとう」を連発していた。
岩手本部の金団長は、秋田から応援にかけつけてくれ、大変有り難い。今後も定期的に避難所での炊き出しを展開していきたいと語っていた。
(2011.3.28 民団新聞)