大震災義捐金 「1人でも多く参加を」
婦人会中央本部は13日、東京・港区の韓国中央会館で第24期定期中央大会を開き、余玉善会長(74)を再選した。対立候補はいなかった。婦人会中央の新会長選出にあたって無選挙となったのは、約10年ぶりのこと。
監査は朴善岳(滋賀、新任)、李相亥(山口、新任)、李愛子(大阪、再任)の3氏。
東日本大震災の影響が続く「非常事態」とあって、通常2日間の大会日程を1日に縮めた。第25回中央委員会では規約修正案を承認した。活動方針、予算案なども原案どおり。30年以上続く地協別全国大研修会についても東北地協を除いて開催が決まった。
余会長は、「いつまで悔やんでばかりもいられない。前に進もう。動員力は問わない。誰がなんと言おうと決行しよう」と強い決意を示した。併せて、義捐金募金にも触れ、「1人でも多くの人が参加してほしい」と呼びかけた。婦人会中央の徐泰者顧問がその場で100万円を余会長に手渡した。
被災地の福島と岩手から中央委員と代議員が出席。民団中央本部や婦人会などから寄せられたたくさんの救援物資や激励金に感謝の言葉を述べた。
中央委・代議員4人を送った福島からは千水子会長がマイクを持ち、「お礼を言いたくて来た」と述べ、会場から大きな激励の拍手が送られた。
大会には民団中央本部から鄭進団長、黄迎満議長、金昌植監察委員長らが出席し、激励した。
(2011.4.15 民団新聞)