掲載日 : [2017-02-22] 照会数 : 4756
<韓日外相>意思疎通強化で一致…少女像問題など協議
尹炳世外交部長官は17日、20カ国・地域(G20)外相会合に出席するためドイツのボンを訪問し、岸田文雄日本外相と現地で約30分会談した。
釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「少女像」が設置された問題について意見を交わした上で、尹外相は「公館前の少女像設置は国際的に見て適切ではない」と述べた。両外相は「韓日合意」履行実施を再確認した。
日本政府が長嶺安政駐韓大使と森本康敬釜山総領事を一時帰国させてから1カ月以上がたったが、駐韓大使らの帰任の見通しは依然不透明なままだ。
会談に同席した韓国当局者によると、尹長官は韓国の立場を説明し、日本側は少女像の設置について遺憾を表明するとともに問題解決に向けた韓国政府の積極的な努力を求めた。
駐韓日本大使の帰任の時期は話し合われなかった。韓国側は両国関係が困難な時ほど外交当局間の意思疎通が重要で、日本大使の早期の帰任が必要だと伝えたが、日本側は具体的な言及をしなかったという。ただ、両外相が少女像問題で両国関係に悪影響が及ばないよう努力するとの認識を共有。「少女像問題で意味ある意思疎通ができた」と評価した上で、両国は今後さまざまな機会を利用してコミュニケーションを図ることで一致したと韓国当局者は伝えた。
(2017.2.22 民団新聞)